ブルックリンスタイルとは?
ニューヨークの家賃の高騰によって、ブルックリンにアーティストが移り住んで10年。
ブルックリン地区はお洒落なレストランやカフェ、アートショップなどが次々とオープンして、おしゃれな最先端の流行を発信している地域として今ニューヨークでもっとも注目を集める熱いエリアです。
もともとは工場などが多かった地域ですが、ニューヨーク市街地への交通の便がいいのに家賃が安く、新進気鋭のアーティストやクリエータが多く移り住んで独自のカルチャーを発信。
この注目の地区から広まった、古い倉庫やビルを改装してビンテージ家具などを上手く取り入れる彼らのセンスが反映されたインテリアスタイルはブルックリンスタイルとよばれ、今世界から熱い視線が注がれています。
このスタイルは、ヴィンテージ感と最新性はあるものの、等身大の気取らないスタイルで、モダンとヴィンテージを組み合わせたミックススタイル。
古いレンガ、寂びた床材、アンティークのヴィンテージ家具にグリーンをプラスするなど、寄せ集めたシンプルなものとヴィンテージなものを組み合わせて、スタイリッシュに見せるのがポイントです。
ピカピカの高級な家具を揃えるのではなく、改装した部屋にアート感のあるハンドメイドや目線が奪われるようなリユースの家具、お洒落なラグ、インテリア小物が飾られています。
レンガの壁、節のあるラフなフローリング、黒のアイアンの照明などは、典型的なブルックリンスタイルのアイテムです。
彩度、明度ともにぐっと落としたスモーキーカラーがぴったりな、少しインテリジェンスな香りのするスタイルは、若い人に浸透している「自分らしい空間を作りたい」という動きにマッチしています。
この記事では、そんなインテリアトレンドとして人気が高まるブルックリンスタイルを生活に取り入れるポイントと、ブルックリンテイストにぴったりな植木鉢をご紹介します。
お部屋にブルックリンテイストを取り入れる5つのポイント
- レンガが象徴
ブルックリンはレンガというイメージがとても強い町です。
部屋の一部や壁紙にレンガやレンガ調のものをセッティングするだけでブルックリンにいるような雰囲気になります。
レンガやタイルといったごくクラシカルな素材は、木材や金属との相性も良く、素材としても重宝です。 - ヴィンテージ+最新性
ステンレスやブリキといったインダストリアルなアイテムをインテリアに取り入れるとスタイルが際立ちます。
古い掛け時計や絵画のような一点物の古めかしいものや革製のソファー、ローボードなどアメリカンヴィンテージ感たっぷりのインテリアに、 ハンドメイドのチェアやテーブルなど最新で作品性のあるアート感のあるものを加えることによって、丁寧な雰囲気の部屋を作り上げることができます。 - ダークな色合い
アメリカンテイストの中では、とくにダークトーンで落ち着いた雰囲気のスタイルです。
黒やウォールナット色を基調としたダークカラーの色使いに白やクリームを加えることで、より重厚感のある小物たちが引き立ちます。 - カフェっぽい照明
スチールを使用したペンダントライトは、お洒落なカフェらしい雰囲気をつくるにはぴったり。
クリームやブラック、シルバーなど空間に溶け込むカラーをセレクトすると綺麗にまとまります。
レンガ壁の陰影を映し出すスポットライトのようなフロアスタンドライトは、トーンを抑えたこのスタイルならではの演出といえます。 - 植物は欠かせない
部屋に植物を飾ることは、ニューヨークスタイルの基本。
切り花を飾るとマンハッタン風、ブルックリン風を目指すなら、だんぜん観葉植物です。
ブルックリンテイストには、こんなグリーンがおすすめ!
キラリと映える、アートな植物
ヴィンテージの家具や小物に負けない、個性のある植物を合わせると空間が映えます。
レンガの壁やヴィンテージの家具と植物が互いに引き立てあうような硬くとがった葉や色目の濃いグリーン、レンガの壁と相性の良い赤葉の植物のほか、幹の動きが特徴的な植物はアート感たっぷりで、このスタイルにはよく似合います。
他のスタイルでは重いと感じるような葉が密に茂るボリューム感のあるグリーンも、このスタイルでは難なく溶け込みます。
あまり明るく開放的な空間ではないことが多いスタイルですので、植物を選ぶときには耐陰性が強いことも大切な要素です。
おすすめの植物6選!
- ショウナンゴム
細長い葉が垂れる姿が涼しげなゴムノキの仲間です。
幹も細くしなやか。耐陰性があり、暗い場所でも葉が落ちにくいのでインテリアグリーンとして重宝です。 - カシワバゴムノキ
カシワに似た、大きく波打つ肉厚な葉がワイルドな印象です。
枝葉が自由に伸びる姿は開放的。置き場所を選ばない強健種です。 - ドラセナ・コンシンネ
細い茎にシャープで光沢のある葉が展開する姿はとてもスタイリッシュ。部屋をすっきりと見せます。
若いうちは単幹ですが、株が大きくなると枝分かれして独特の樹形を作ります。
赤みの強いものや緑・赤・黄のトリコロールなど種類も豊富です。 - アンスリウム
人工的にも見える独特な葉と花が特徴的。伸びやかに上に広がる姿がかっこいいグリーンです。
鳥の羽のような葉を持つリネッティ、矢じりのような葉を持つアローはお洒落で、雰囲気のある部屋にぴったりです。 - チランジア・キセログラフィカ
大型のエアープランツでフォーカスポイントとして存在感は抜群です。
中心部分に水がたまると腐りやすいので、水をあげたらしっかり水切りしましょう。 - リプサリス・セレウスクラ
森林性サボテンといわれるリプサリス属の小型種で、木の上などに着床しています。
花は目立ちませんがその後につく実はとってもキュート。水は多めに与えて育てます。
ブルックリンテイストを目指す人必見!
ブルックリンテイストにぴったりな植木鉢とは
シンプルなものとヴィンテージ感のあるものをミックスしてスタイリッシュに見せるこのスタイルでは、植木鉢も全体の色目をぐっと抑えたマットなツヤ感のあるカラーを合わせると空間がまとまりやすくなります。
壁面や床をダークトーンにまとめるスタイルなので、クリーム色やグレイッシュなブルー、引き締める黒を持ち込むととてもスタイリッシュ。
とくに黒はこのスタイルのワンポイントには欠かせないカラーです。
このスタイルでは芸術的な小物やフォルムの美しい植物をセレクトすることが多いので、植木鉢はシンプルなデザインのものがおすすめ。
植木鉢はあくまでも脇役に徹することががポイントです。
「そういえばお洒落だよね、この植木鉢」そんな感覚がこのスタイルでは最高の誉め言葉です。
ブルックリンテイストにぴったりな植木鉢ランキング
ファイバーグラス繊維を重ねて仕上げたライトコンクリート製の鉢カバーで、ストーンパウダーを表面に用いた滑らか質感が持ち味です。
口元のマットなグレーの帯がとてもお洒落。艶消しのマットブラウンとサンディホワイトは、とくにこのスタイルにおすすめのカラーです。
小さな植物用の鉢カバーで、彫刻を施したような個性的なテクスチャーがヴィンテージ感を取り入れたこのスタイルにぴったりです。
12は3.5号、14は4号のポリポットがぴったり入るサイズです。
木目を際立たせたヴィンテージ感のある塗装がこのスタイルにぴったりはまります。
キューブタイプやトールタイプ、パーテーションなどバリエーションも豊富。
Sサイズのキューブタイプはオプションシートを取り付ければスツールとしても利用できます。
ずっと見ていたくなるような不思議な奥行きを感じるオーナメントです。
直径15cmと22cmの2種類。珍しいデザイン、形、色をしたインテリア小物を取り入れるこのスタイルに追加してはいかがでしょうか?
トリコームまでしっかり再現して、本物そっくりに仕上げたエアープランツのフェイクグリーンシリーズ。
これなら風通しのよくない場所でもエアープランツを取り入れられます。長さ75cm、グリーンタイプもあります。